ラブドールの裂け・破れ・指のワイヤー露出・爪のはがれを自分で直すための完全ガイド。TPE とシリコンで異なる正しい補修材(専用グルー/信越シリコン)と、絶対に使ってはいけない瞬間接着剤の理由、清掃→乾燥→塗布→硬化の手順、そして「自分で直す/プロ・里帰りに送る」の判断フローまで。後悔しない補修の基本がわかります。
補修の前に知るべき大原則
成人向け人形の総称。素材・サイズ・カスタマイズ範囲は多様。">ラブドールの小さな裂けや傷は、正しい材料と手順さえ守れば家庭でも補修できます。逆に、よかれと思って身近な接着剤を使うと、かえって悪化させてしまうことも。まずは“やってはいけないこと”を押さえましょう。

素材別・正しい補修材一覧
TPE とシリコンでは“効く”補修材が異なります。下表を目安に、本体素材に合った材料を選んでください(本体素材は商品ページ・付属書類で確認)。
| 素材/箇所 | 推奨補修材 | 硬化 | ポイント |
|---|---|---|---|
| TPE の裂け | TPE 専用補修剤・専用グルー | 数時間〜 | 弾性に追従。少量を薄く |
| TPE(代替) | セメダイン スーパーX 系 | 数時間 | 弾性系。瞬間接着剤は不可 |
| シリコンの裂け | 信越シリコン等のシリコン系 | やや遅い | 乾燥に時間。焦らない |
| 爪のはがれ | シリコン系接着剤 | 数時間 | 柔軟・耐水耐熱で剥がれにくい |
| 全素材 NG | 瞬間接着剤 | — | 硬化して再裂けの原因 |
裂け・破れの補修手順
- 清掃・脱脂:傷口まわりを中性洗剤で洗い、しっかり乾かす(油分が残ると接着しない)
- 傷口を寄せる:裂けの両縁を軽く合わせ、開かないよう仮固定
- 補修材を“少量・薄く”:傷口の内側〜縁に専用補修材を塗る(盛りすぎ厳禁)
- 密着・保持:縁を合わせて数分押さえ、形を整える
- 安静・硬化:説明書の硬化時間(TPE は数時間、シリコンは長め)放置。動かさない
- 仕上げ確認:完全硬化後にやさしく動かし、再裂けがないか確認。必要なら薄く重ね塗り
指ワイヤー露出・爪はがれの対処
指のワイヤーが飛び出した
指は細いワイヤー骨格が入っており、同じ向きに曲げ続けると金属疲労で飛び出すことがあります。露出したら、無理に押し込まず、ワイヤーを元の位置に戻してから周囲を専用補修材でふさぎます。頻発する場合は曲げ方を見直し、過度な曲げを避けてください(→骨格・関節ガイド)。
爪・つけまつ毛がはがれた
爪のはがれはシリコン系接着剤で再接着できます。柔軟性と耐水・耐熱性があり、剥がれにくいのが利点。少量を爪裏に塗り、位置を合わせて数時間安静に。瞬間接着剤は白化・硬化のリスクがあるため避けます。
パーツ補修の Do / Don't
推奨
- 指は露出したワイヤーを元位置に戻してからふさぐ
- 爪は柔軟性のあるシリコン系で再接着
- 同じ向きの曲げ癖を避け、金属疲労を防ぐ
非推奨
- 飛び出したワイヤーを力任せに押し込む
- 瞬間接着剤で爪・パーツを付ける
- 露出を放置して生地を傷つける
自分で直す?プロに送る?判定フロー
迷ったら“小さいうちに・正しい材料で・薄く”。これだけで補修の成功率は大きく上がります。
— Lovestill 素材研究員
補修の Do / Don't
補修で失敗しない Do / Don't
推奨
- 本体素材に合った専用補修材を使う
- 塗る前に洗浄・脱脂・乾燥を徹底
- 補修材は少量・薄く、硬化まで安静に
- 深い・大きい裂けはプロ・里帰りに相談
非推奨
- 瞬間接着剤を使う(再裂けの原因)
- 油分・汚れを残したまま塗る
- 硬化前に動かす・着替えさせる
- 負荷部位の大きな裂けを無理に自力で
よくある質問
ラブドールの裂けは自分で直せますか?
浅く小さい裂けなら家庭でも補修可能です。素材に合った専用補修材(TPE は専用グルー、シリコンはシリコン系)を、洗浄・乾燥後に少量・薄く塗り、硬化まで安静にします。深い裂けや負荷のかかる部位は、無理せずプロや里帰り修理に相談しましょう。
瞬間接着剤を使ってはいけないのはなぜ?
瞬間接着剤は硬化すると硬く固まり、TPE・シリコンの柔軟性に追従できないためです。動かすたびに接着部の縁から再び裂け、かえって傷が広がります。必ず柔軟性を保つ専用補修材を使ってください。
指のワイヤーが飛び出しました。どうすれば?
無理に押し込まず、露出したワイヤーを元の位置に戻してから周囲を専用補修材でふさぎます。指は同じ向きに曲げ続けると金属疲労で飛び出しやすいので、曲げ方を見直しましょう(→骨格・関節ガイド)。
TPE とシリコンで補修方法は違いますか?
違います。TPE は弾性があり専用グルーで比較的直しやすい一方、シリコンは弾性が少なく補修材の硬化が遅いため難易度が上がります。どちらも瞬間接着剤は不可。本体素材に合った材料を選んでください。
補修跡を目立たなくできますか?
完全に消すのは難しいですが、補修材を盛りすぎず薄く仕上げ、必要なら肌色に合わせた処理を重ねることで目立ちにくくできます。仕上がりを重視するなら、メイク・リペイント工程に詳しいプロへの依頼も検討を(→メイク直しガイド)。

